立て替え建て直し宗教の霊的実相
商品情報
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著者 勅使河原大鳳(てしがわら・たいほう)
四六判/507頁/新組/上製/函入り
※新品ながら箱に少しシミあり。
定価4,800円(税込・送料奉仕)
明治期に咲き乱れた大本教をはじめとする新興宗教の霊的な背景を解明した衝撃の一作。それは大陸系宗教の終末観やユダヤ問題、グローバリズムにも通じる。
商品の説明
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本書は、『記』『紀』の神々を中心に据えた神道の神霊観と大本教などの新興宗教の宗教観とが、まったく逆であることに疑問を持った著者が、地味ではあるが、サニワの手法を駆使してその謎解きをした会心作である。
著者・勅使河原大鳳(てしがわら・たいほう)は紫龍仙(しりゅうせん)の霊統の後継者である。さすがに仙の門下である。霊的サニワ、哲学、思想などの各方面から多角的に大本教やホツマなどの古史古伝の本質に迫った。
さて、出口王仁三郎は若いときに清水市で本田流の鎮魂帰神を学んだ。後に帰郷してから出口直と知り合い、高熊山の洞窟で修行する。高熊山には強大な力、つまり人間界に対して干渉する尋常ならぬ強い霊力が存在していることは想像に難くない。スケールの大きさといい、派手さといい、世間がとりこになるのは当然だった。
が、こんな王仁三郎を、いとも簡単に見破った一人の男と筆者は出会う。戦前、大陸で馬賊の首領として活躍した小日向白郎(こひなた・はくろう)である。
戦前、王仁三郎がシナ大陸に進出した折、知人の要請で、小日向はしかたなしに王仁三郎と顔を合わせた。
その席上、王仁三郎は小日向に目くらましの術を使ったのである。
瞬間的に時の流れを数秒間停止させ、入り口のドアのところにいた王仁三郎が、次の瞬間にはもう部屋の奥に到達しているという、安っぽいコケ脅しの演出を試みたのである。
満州で六万人もの配下を自由に操っていた小日向は、さすがに大物だった。王仁三郎の霊術を一瞬で見破り、「大した宗教家ではない。うさんくさい男だ」という印象を得たという。
このエピソードを聞いた著者は、神道霊学の観点から王仁三郎をはじめとして、大本教、三五教(あなないきょう)など、新興宗教の霊的実相の究明に乗り出した。最終的にはユダヤ教にまで言及する。
本書は、筆者の要望もあってほとんど編集の手が加わっていない。そのため、じゅうぶんに推敲(すいこう)がなされていないところもあるが、これも作者の〝味〟ということで、御勘弁いただきたい。また、新品ではあるものの、保管期間が長かったため、箱に少しシミができている点も御了承いただきたい。
目次を御覧になれば、著者の訴えたかったことがいかに大きな問題であるかが一目瞭然である。
主要項目
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第一章・立て替え建て直し宗教の代表格は共産党
第二章・顕幽一貫の実相
第三章・無題
第四章・玄道を学ぶ者の現実観
第五章・著者の新興宗教遍歴
第六章・個人救済と社会救済
第七章・日本人とユダヤ人
第八章・霊の世界の否定
第九章・時間という生き物
第十章・ユダヤ人とは何か
第十一章・貴族的精神とは
第十二章・日本の歴史とは
第十三章・本当の出来事か?
第十四章・救済の意味とは
第十五章・時間、空間、物質と預言
第十六章・祓い清め
第十七章・御本尊について
第十八章・ユダヤ化は日本化