生命の甕(せいめいのもたい)
商品情報
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著者 鬼倉足日公(おにくら・たるひこ)
A5判/304頁/新組/上製/美装愛蔵版(函に少しヤケあり)/残部僅少
定価6,000円(税込・送料奉仕)
白川神祇伯王家伝承の奥伝を鍵に『古事記』冒頭の神理を釈義した名著、復刊なる!
商品の説明
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著者は日露戦争、ロシア革命の激動期に公務を果たすために長く大陸で活動しする。レーニンなどのロシア革命の要人たちとも交わった。
やがて、祖国を愛する心をいっそう燃え立たせて帰国し、故あって収監された大正8年ごろ、神啓を受けて日本国の本質に目覚める。
後、『古事記』冒頭の一節をひもどき、古神道の神理を悟り、本書を著わした。
各界の著名人とも交流が多く、出口王仁三郎もその一人だった。若き日の鬼倉に師事した川面凡児が「鬼倉師を失っては日本の貴重な伝承が消失する」と、当局に対し、収監中の鬼倉の助命嘆願運動を展開したいきさつがある。
神祇伯王家に伝わる〝ヒモロギ奉斎行事〟〝天津微手振天津伊吹〟(あまつみてぶり・あまついぶき)などの修法に関する奥伝を、第三十代雅寿王から伝授されたといわれる青柳種臣、辛島並樹の両師を経て、明治35年に伝授された著者は、更に後学の指導にも当たった。
本著には、著者が仏教から神道に改宗した経緯も率直に述べられている。また、神啓を受けたときの生々しい体験も記されている。
『古事記』冒頭の天之御中主神から伊邪那美神までの御神名を言霊で解き明かしてあるが、加えて、国之常立神と豊雲野神は神代七代の神ではなくその上の別天神の範囲に入るべきであると説き、したがって神代七代は神代五代になるという根拠を、神祇伯王家に伝わる奥伝を基にして、十数枚の図形をもって深遠な摂理を解き明かした。
鬼倉は自ら浄財を投じて朝野の有力筋に働きかけ、神宮の別宮・倭姫宮の創建を建議した。その努力が実り、大正12年に同宮は鎮座奉斎された。
美装仕上げの箱は純白ゆえ、保管中に少しヤケができているが、御了承いただきたい。残部僅少。
主要項目
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【第一章・序論】
【第二章・本論】
古事記本文の語源的解明/第一義の建設/第二義の展開/その具体的解明/神と実在と/統一と分裂/一と多と静と動/神と我/善と悪/神と愛と/矛盾と円融/神と我と物と/物体と精神と物体現象と精神現象/入信の方法と形式/入信の過程/入信後の生活体系/我の永生と個性の永存/高天原の地上の建設/成立宗教に対する主張/教祖と中興の祖/他
【第三章・総結】