類別『異境備忘録』
重版出来!
商品情報
---------------------------
著者 宮地水位(みやぢ・すいい)
A5判/184頁/復刻版/上製/函入
定価5,000円(税込・送料奉仕)
宮地水位は謫仙(たくせん)だった。謫仙とは神仙界から地上界に下ってきた神人のことである。水位仙は十歳のころから肉体のまま神仙界に出入したが、その生々しい記録が本書である。
商品の説明
---------------------------
水位仙は肉身のまま最高神界出入という破格の立場を許されていたが、その社会生活は壮絶なものだった。
極貧生活を余儀なくされ、最愛の二男四女をすべて亡くし、更に最後の五年間は病床に伏せ、おまけに五十三歳という若さで人生を閉じた。
不遇とも思える生き様(よう)は、最高仙界の実消息を人間界に漏らしたことに対する代償(犠牲)と修祓(しゅばつ=祓い)の意味もあったのであろう。
つまり、人間に神仙界の実在を知らしめるのが水位仙の使命の一つだったのであるが、それを果たすのに自己犠牲を余儀なくされたということである。
ところが、本書のおかげで、われらは座して神仙道の真眼目と幽真生活の最高目標を学べるわけである。
貴重な文献ではあるが、フリガナは振ってない。が、文章自体はそんなに難しいものではない。水位仙とは霊統が異なるが、勅使河原大鳳がこの『異境備忘録』の一部の釈義を『幽真界研究』で著わしている。こちらを参考にすると『異境備忘録』がすらすら解釈できるようになる。
主要項目
---------------------------
幽界の大都
神集岳(しんしゅうがく)神界の形状
北天紫微宮神界の形状
西洋の幽界
ゲートル神、サンダマリ神
北天(ほくてん)神界の参朝式
神仙界の刑務所
地上神社の幽界
日界(にっかい)と月界(げっかい)
神仙界の貨幣
少名彦那大神の容貌
シナの神仙界
大永宮の列仙会合
浅間山の僧侶除罪式
南星神界
手箱山大滝の霊境
現界再生の六真人
大国主神の冥府(めいふ)
天満宮の冥府
太上老君への拝謁(はいえつ)
杉山僧正
山人界の開祖
妙義山十七天狗
シナ神仙界の聖徳太子と役小角
神集岳神界の平田篤胤
大山積神/手箱山開山
現世にては天皇至上
死期は神界の秘密
肉体と分魂
天線(てんせん)
ヒマラヤの西王母
死期の状と臨終
墓所の魄霊(はくれい)
天狗の首領
高津鳥の災い
仏界の概要
仏仙・釈迦の宮
慢心者の魔界入り
神仙服飾図
その他