

幽真界研究(ゆうしんかいけんきゅう)
副題・「異境備忘録」釈義
増補改訂版出来!
商品情報
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著者 勅使河原大鳳(てしがわら・たいほう)
四六判/432頁/新組/上製/ハードカバー
定価5,360円(税込・送料含)
玄学・玄道・神仙道・古神道は広義においてはみな同じものを指す。水位仙の『異境備忘録』の一部を釈義しながら玄学・玄道の全体像を解き明かした。フリガナ充実。増補改訂版出来!
商品の説明
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現在、玄学玄道というと〝宮地神仙道〟がその代名詞になっているが、そもそも、〝宮地神仙道〟というのは宮地水位仙が自ら名付けた名称ではない。水位仙没後の門人がそのように命名しただけである。
つまり、神仙道や玄学全体が水位仙の一家言ということではない。水位仙ほど著名ではないが、紫龍仙とその門下の勅使河原大鳳もこれまた仙で、神仙道の霊統の一つである。水位仙と紫龍仙とは霊統を異にするが、ある使命を授かって人間界に下ってきたという点では同じである。
水位仙門下の二代目が宮地厳夫仙であるが、同様に、紫龍仙門下の二代目が勅使河原大鳳である。この勅使河原が霊統の枠を超えて水位仙の『異境備忘録』の一部を釈義(解釈)したのが本書である。
もともとが仙である水位仙と紫龍仙は帰幽後、すぐに神仙界に登用されている。われわれ一般はそこまでは望めないが、死後はせめて神仙界の入り口(霊胎結成)ぐらいには到達できるよう励まなければならない。
それが修道生活であるが、その修道を、魂魄論(こんぱくろん)を中心にして勅使河原は解説した。
親切な図説、ていねいな表現、充実したフリガナなど、たいへん読みやすい玄学入門編である。同時に奥義の機微や片鱗にも触れている。第五章の質疑応答編(神仙道の基礎知識)と付録の魂魄論は圧巻である。
主要項目
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【第一章・幽真界の概要】
幽真界のしくみ/むすびと中庸(ちゅうよう)の違い/魂霊(はくれい)と魄霊(こんれい)/一霊四魂/生まれ変わりの条件/神仙界の全体像/天狗界/動物霊も仙になれる/魄霊がもたらす奇跡/煉獄界(れんごくかい)の三層/北天神界と南天神界/幽真界は九進法/幽真諸界は劣化する/高天原とはどこを指すか/人生は弁証法/神集岳神界・万霊神岳神界の状景/謫仙(たくせん)と使命仙の違い/神伝の祝詞と神仙伝の祝詞/神名と神仙名の区別/神仙の階級/司命神(しめいしん)とは/ほんとうの守護神とは?/スサノオノ神は悪神か?/産土神の職掌/神仙界と高級仏仙界は紙一重の差/修行の階梯/高僧はなぜ贖罪の行を仰せつかるのか?/他
【第二章・神仙感応教】
シナ仙界の神々/太上感応篇(神仙感応教)の全文解釈/他
【第三章・高天原の神々の大陸教化】
国譲りの真相/大国主神の六神名/ブラテリー仙界の概要/キリスト教の祖はサンダマリ神/天皇が中心であることのあかし/他
【第四章・天狗界の概要】
天狗界の淵源/天狗界の実情/天狗の恩返し/正天狗の行法と生活/日光山の天狗/悪魔界の実態/仏仙界と仏魔界の違い/天狗狗賓界の生活水準/悪魔界の実態/国安普明公/天狗界の存在意義/他
【第五章・神仙道の基礎知識】
大国主神を修道の中心に据える理由/月水は穢れか/香は仏教のしきたりではない/祝詞作文は漢読みを避けるべきか/祝詞の起源/正しい先祖祭り/祈りがかなうしくみ/五元説の概要/感神と霊胎の関係/五岳真形図/本居宣長と平田篤胤/神仙界の階位/石笛は玄法でも使うか?/鎮魂石を使う鎮魂法/一霊と魂魄/幽魂の行方/霊胎凝結への道/三尸九蟲七魄五賊/上中下の三丹田/魂徳と魄働/アカシック・レコードとは?/古史古伝の信憑性/玄学から見た風水術/トホカミエミタメと大祓詞/チャネリングは信頼できるのか?/食を慎む必要性/魔術は動物霊を駆使する/グローバリズムとユダヤの陰謀説は別次元/他
【附録・魂魄論詳解】